ゆるゆる生活

Rumが日常と思ったことをゆるーく執筆します。双極性障害と共に生きています。

双極性障害の何が辛いかを簡単に語る③躁状態の過去を思い出すのが辛い

誰しもが辛い過去をお持ちでしょう。

悲しくて思い出したくないような、過去。辛すぎて忘れかけていたのにふと思い出される過去。

 

しかし、

双極性障害患者にとっての辛い過去は躁状態になっていて、上手くいっていた過去です。

 

私たちは、躁状態になると、「自分ならなんでもできる」「努力をすればなんでもできる」「自分にしかできないことがある」と本気で思います。

「僕も市議会議員に立候補したら絶対受かるだろう!」

「起業したら絶対成功するだろう!」(今でも小さい規模での起業欲はあるのでこの考えとはずっと闘っていますが。)

「アイドルだって頑張れば口説けるっしょ!」(これは極論ですが、、)

こんなことを思います。アイドルの流れになったので話しますが、躁状態の時は平気で街で見知らぬ女性に声をかけるときもあります。大抵は無視されますが笑

多くのことができないのですが、

 

ごくたまに、スーパー躁モードになると実際にできてしまうことがあります。

いわば成功体験があります。

 

僕の場合は受験勉強であったり、会社の営業成績であったり。

ママチャリで本州を走りきったこともありました。

もちろん全てではありませんが、時にはとんでもないようなことを成し遂げてしまうことがあるんです。人から羨ましがられるような。

そのときは「集中力がすごいね!」「やる時はやるね!」「行動力半端ない!」

と周りからも言われ嬉しくないわけがありません。

 

さらに小さなことでわかりやすいこととしては人が悩んでいたら、

「自分が解決できる!」

と思ってしまいます。だからこそ厚かましくしてしまうこともありますが。。

更には余裕がある時は大きなお金を使って、一晩中遊んでしまうこともあります。

 

何かに成功した時、人を助けた時、お金を使った時、その時は最高に楽しいのです。

しかし、その状態は長くは続かない。

 

一人になったり、ふと考える時間ができると、動けなくなってしまう時があるのです。

理想が高かったり、自分なりの成功体験があるから

「あんなにできたのになんで今はできないないんだろう」

「あれだけできたのだから次はもっとできるだろう。でもできない…。」

鬱の時の思考はだいたいこんな感じです。

 

そして動けなくなってしまった今、全ての過去に対してこの感情を抱くのです。

 

しかし、

過去に囚われず、 未来に怯えず、 今を生きろ。

ホリエモンも言うように、過去が戻って来ないことはわかっています。

言葉で言うのは簡単ですが難しいのです。過去と決別したい。

もしくはそれもプラスに共に歩みたい。